Challenging the Possibilities of Wood

柔JYU

天然木自在シート"縫える木"テナージュ

テナージュ(Tennâge)の技術

テナージュは、天然木シートでありながら、縫える・刺繍可能・インサート成形可能という、3つの大きな魅力を持った新素材です。

天然の木をスライスしたツキ板に樹脂を充填させ、補強材として和紙や不織布、天然皮革、帆布を貼り合わせることによって、天然木の持つ暖かな質感を損なわずに十分な強度と柔軟性を持ったシートとなります。これにより繰り返し折り曲げても割れず、縫製加工が可能なシート素材「縫える木」として、多様な用途に活用可能となりました。

天然木を縫製できるテナージュの製品例 美しい木目の天然木シート「テナージュ」
織ORI

天然木京織物

木織テナージュの技術・特長

従来、引き箔と言われる伝統技術を応用し、補強したツキ板をスリットして横糸に使用して一部職人により手織りされたこともありました。しかしながら、この方法ではまず肝心の天然木の糸がテナージュのように折り曲げに強くありません。次に横糸に使用するため手織りしなくてはならず、織り幅も狭く生産性が極めて悪いものでした。

木織テナージュは、従来の欠点を全て解消した画期的な新素材です。テナージュより更に自在性(フレキシビリティ)があり、また収縮性がありますので一部の3次元対応も可能となりました。

天然木を京織物にした木織テナージュの製品例 美しい木目を維持した京織物を製造できる利点
形KEI

独自インサート成形技術

IMW工法:天然木インサート成形とは

IMW(Insert Molding of Wood)とは、テナージュ(天然木)とプラスチックの結合であり、成形時にテナージュ(天然木)とプラスチックベースが同時に成形される技術です。

既存工法のインサート成形(Film-Insert-Molding)では樹脂フィルムを用いますが、弊社の独自インサート成形技術「IMW工法」では、樹脂フィルムだけでなく天然木(テナージュ)が使えます。

天然木とプラスチックを融合した新素材の活用製品例 複雑な形状でも端まで天然木で覆える独自インサート成形技術

ゼロワンプロダクツ株式会社は、
天然木に柔軟性を持たせた"縫える木"のシート「Tennâge/テナージュ」と、
それを経糸(たて糸)に使用した天然木京織物シート「木織テナージュ」を開発し、製造販売しています。