天然木自在シート「Tennâge/テナージュ」製品群

新聞報道実績:日刊工業新聞

2004年2月12日報道

『端材から天然木シート』日刊工業新聞で紹介

日刊工業新聞 2004年2月12日の第16面に掲載されました。

端材から天然木シート - ゼロワンプロダクツ株式会社
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「端材から天然木シート ゼロワンプロダクツ 床材表面に採用 低価格化」

ゼロワンプロダクツ(大阪市天王寺区、樋口伸一社長、06・6774・7701)は、端材を再資源化した天然木シート「テナージュ」を表面に用いた床材(写真)を開発した。 基材には大手繊維メーカーとの共同開発により、ウレタンくずを再利用した素材を採用した。 クッション性があるため、老人介護施設の床材などにも向く。 現在、対傷性などの機能テストを行っており、4月ごろの本格販売を目指す。

この天然木シートは、龍谷大学理工学部の大柳満之教授と共同開発した。 天然木の薄板へ人体に無害な樹脂を含浸させた。 木目、手触わりなど木の質感や香りを保ったまま、練り返しの折り曲げや縫製を可能とした。 防水性・抗菌性を持ち、木の種類を変えることで、さまざまな模様にできる。 柔軟性もあり、床材として使った場合、塩化ビニール系シートの代替品として、けが防止が期待できる。 また、ムク材フローリングなどに比べ大幅に安い価格を予定する。

保育所や特養老人ホームなどでは、人体にやさしい天然素材を床材に使うニーズが増えている。 しかし、一般のフローリング材はクッション性に乏しく、コルク材では価格や耐久性に問題があるため、塩ビ系のシートが継続して使われるケースが多かったという。