天然木自在シート「Tennâge/テナージュ」製品群

新聞報道実績:日刊ケイザイ

2012年6月4日報道

『オンリーワンに生きる』日刊ケイザイで紹介

日刊ケイザイ 2012年6月4日(第4面)に掲載されました。

オンリーワンに生きる(日刊ケイザイ 2012年6月4日)

パリで開かれた世界最大の展示会「メゾン・ド・オブジェ」に初参加

ゼロワンプロダクツ株式会社(大阪市天王寺区、樋口伸一社長)は今年一月、 パリで開かれた雑貨品やファッション、インテリアなどの製品が一堂に集まる世界最大の展示会、 「メゾン・ド・オブジェ」に初めて参加。 そこに出展した天然木を使用する”ランチョンマット”(名称・WOODUM)が世界から注目を集めている。

同社は1998(平成10)年に設立、龍谷大学理工学部(滋賀県大津市)との共同で、 乾燥した木に特殊な樹脂を流し込み、弾力性や柔軟性を持つ”天然木自在シート”(テナージュ)を開発した。

同シートは2009(平成21)年「第3回日本ものづくり大賞」経済産業大臣賞を受賞している。

ランチョンマットのほか、女性に人気のトートバッグやブックカバー、システム手帳なども製造している。

樋口社長は「テナージュを使った製品は今まで、鞄や名刺入れなどが中心でした。 しかし、近年の世界的な不況により打ち上げも伸び悩み打開策を考えていた時、 従来のファッション関連品だけでなくインテリアやキッチン周辺などの必需品の開発を発案、 海外まで視野に入れ市場調査を行った結果、ランチョンマットにたどり着きました」と語る。

欧米の中流以上の家庭では食事の時はランチョンマットを使用することが一般的。 素材は麻や綿、ビニール系の物が中心で天然木を使ったランチョンマットは皆無だった。

同展示会ではテナージュの特長である弾力性や柔軟性、耐水性、天然木の風合いなどが世界各国のバイヤーから絶大な評価を受けた。

家庭用ではなくホテルやレストラン、高級ブティック(接客時に使用)などの業務用として4カ国から発注を受け、 今月上旬には製品を仕上げ出荷する予定。

今後は業務用以外にサイズをコンパクトにした家庭用も手がける。 国内市場にも力を入れ、2人暮らしのカップルをターゲットに下ペアのランチョンマットなどの開発を進めている。

樋口社長は「キッチンやインテリア製品としてクッションや椅子なども考えています。 欧米では家庭内の時間をリビングで過ごすことが多いため、まさに最適な製品だと考えています。 国内でもリビングで過ごすライフスタイルが増えてきており、消費者ニーズに合った製品を提供したいと考えています」と語る。

鞄やシステム手帳などは製造コストがかかるが、 ランチョンマットやクッションなどのキッチン・インテリア製品は製造コストを抑えることができ、 今後は主力商品として積極的に展開していく考え。

今月末には大手百貨店のキッチン関連売場へランチョンマットを納入することが決まっている。

また、京都の西陣織の名工と技術協力した「木織テナージュ」も関係者から高評価。

天然木シートを糸にして織り上げたもので、 その芸術性は他に類のない魅力がある。

まさに”テナージュ”は世界中探しても見られない真の”オンリーワン”だ。